1970-03-26 第63回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
そこで、申すまでもないことでございますが、御存じのように酪農労働というのは非常に労働をわずらわす特殊性なものであることを十分にわれわれは考慮いたさなければなりませんので、そういうことに対する評価として一般の雇用労働にはたよれない飼育管理労働、これについてはいまお話しのありましたように他産業労働賃金をもって評価がえすることが妥当ではないか、こういうことでありますが、いまあわせてお話しになりましたほうの
そこで、申すまでもないことでございますが、御存じのように酪農労働というのは非常に労働をわずらわす特殊性なものであることを十分にわれわれは考慮いたさなければなりませんので、そういうことに対する評価として一般の雇用労働にはたよれない飼育管理労働、これについてはいまお話しのありましたように他産業労働賃金をもって評価がえすることが妥当ではないか、こういうことでありますが、いまあわせてお話しになりましたほうの
そこで工業労働賃金を一応とりますが、成田さんもよく御存じの通り、三十名以上を雇用しておるものの産業労働賃金の平均の金額でありまして、三十名以下の中小商工業というようなものの労働者の賃金をもし加えるとすれば、おそらく低まるであろう、こういうふうに政府は見ております。また安本等も大蔵省等も見ております。そこへ持つて来て、これはほんとうはよくないことでもありましようが、欠配を入れてありません。
我々は只今この給與ベースを出しまして、民間産業労働賃金との鞘は、成程三十人以上の労働者を雇傭しておる企業体関係の平均賃金は八千数百円でございますが、尚遅配等のあるところもありまするし、それから現に困つておる中小企業関係の勤労者を若し入れるといたしますと、もう少し低くなつて来る。
我々は財源との他ということにつきましては、或いは木村さんは非常によく御存じで、債務償還費その他があるではないかというような御指摘もあるのじやないかと思いますが、とにかく公務員の給與ベースを変更したところで一般産業労働賃金に関係がない。
民間産業労働賃金の所得者に対しても必ず影響があるわけでございまして、そういたしますと税制体系がくずれるという関係で、親心といたしましてはそういたしたい心持は、松澤君と同様やまやまあるのでございますが、いたしかねるという状況でございます。
それから一般産業労働賃金とはなるべくさや寄せをいたしたいということは、もとよりわれわれも成田さんと同感でございますが、ただいまの経済、財政の関係からいたしまして、さや寄ぜはできにくい状況でございます。
また赤松さんよく御案内の通り、一般産業労働賃金がくぎづけか、あるいは下るという傾向にもあるときでございまして、もとより非常な隔たりがあることは私どもはよろしくないと思つております。しかとそういう傾向にもある次第でございますから、この際は名目賃金は上げたくない。そのかわり実質賃金は何とかあらゆる方法を講じまして考慮いたしたいと考えておる次第でございます。
それから賃金関係は、米價等も含めての賃金関係でありますが、一般産業労働賃金は御承知のごとく今やレベルが多少低下をしておるということであります。
それから中西君が非常に御心配の、一般産業労働賃金に対して惡影響はないかどうか、この点は、実は私が一番苦慮した次第でありまして、御承知の通り、折角賃金闘爭も漸次收まりつつあるのでございまするが、それが六千三百七円というベースになりますと、若し実質賃金がそれだけ急に千円上つてしまつたとすると、これは折角妥結に到達いたしました各種の爭議が再燃しないとも限らない、又現在のこの賃金闘爭の終熄しないものについては
そういう見地から見ますと單に公務員の賃金のみならず、一般産業労働賃金はすでに低いということに相成るのでございまするが、併し日本の今置かれたこの客観情勢下における状況といたしましては、これは止むを得ない、又生産力の見地から見ましても、この辺がまずまず最大限度であるというふうに我々は考えております。
これは非常に公務員諸君にお氣の毒な実は修正案になつておりますが、財政の関係からいたしまして、かくならざるを得なかつたわけでございますが、そういうような意味合から一般産業労働賃金にはそう大して、何といいますか、直ちに影響があるというふうには我々は考えておりません。
それから扶養手当の方も、なるほど千二百五十円という金額は大きい金額ではございますけれども、私どもといたしましては、一般産業労働賃金との振り合いを見なければならないのでありまして、調和ある賃金体系を得るということが必要でございます。そういう見地から見ますと、松原さんも御承知の通り、一般産業労働者の扶養手当というものは五、六百円見当でございます。
これは公務員の賃金のみならず、一般産業労働賃金すべてこれしかりでございますが、また富も生産力もやはり四、五十%に下つておる、こういう関係上やむを得ない。お互い敗戰後國民全体がこうやつて苦悶の中に懊悩しておる次第でございまして、これをもつてただちに昔のような実質賃金に返ることはできない。
但しこれを実現するにあたりましても、一般産業労働賃金、公務員の賃金、すべて産業別、事業別でそれぞれ賃金の個性はありますけれども、調和のとれた賃金体系を得まして、そのときに安定策を講じたい、こう思つておる次第でございます。それから生産力の発展のぐあいと、賃金のぐあいとの指数の差異のお話がございましたが、実効價格と実質賃金を比べてみますと、実効價格の値上りよりも賃金の値上りの方が多くなつております。
家族の関係が妻が六百円、その他が四百円となつたのも、それは一般産業労働者のことを考えた次第でありまして、一般産業労働者の方も、千二百五十円まで上げればいいではないかということになるのですが、これは一般産業界の現状に照してむりなことでありますし、結局われわれといたしましては、全産業労働賃金、全公務員労働賃金については、調和ある賃金体系を得るために努力すべきである、こういう見地から考えまして、家族給はまずあれくらいが
そこで、全産業労働賃金につきまして調和ある賃金体系を得ましたときに、われわれは賃金の安定策を講じたいと考えておる次第であります。 それから次に、労働者は決して生産條件のうち從属的部分ではない。從つて、利潤等をあげた場合に労働者諸君に対して分配することの是非いかん、これに対する内閣の所見いかんということについてお答え申し上げます。
民間企業の法外に高い賃金についてこれを抑制する意思があるかどうか、この点につきましては今安本長官がお答え申上げた通りでございまして、多少これを敷衍いたしますと、一般産業労働賃金につきましては調和のとれた賃金構造を持つということが、政策としては必要だと思つております。
その指示をすることが必要であるという理由は、中原さんも御同感ぐださると思いますが、私が先ほど申した通り、一つの産業について、およそその産業労働賃金のごときもの、その他産業労働に関する労働條件のごときものは、地域的の特殊の條件の差異はございましても、まずおよそ全日本的に同じでなければならぬというふうに、私は考えております。
但しその前提といたしましては、私は全体として全産業労働賃金について、調和のとれた適正妥当なる賃金構造が得られなくてはならぬと思つております。その前提に立つて賃金を安定せしむることである。そこで全産業労働賃金構造が適正な、調和のとれた、不公平のない賃金構造をまず得るために、せつかく今努力中でございます。 賃金安定をいたしましてその次に企業整理をする。
それからその次に、六千三百円のあの数字を決定ざれた場合に、更に民間の産業労働賃金が、又これに権衡を保ち平仄を合せるというようなことで、そこに権衡運動が起きて、結局シーソー・ゲームで切りがないようになりはしないかということを慮れる、労働大臣は、この最高賃金設定について考慮しておるのか、していないのかというような御質問、これも御尤もでございます。
ところがその他の産業労働賃金につきまして、まだ均衡がとれておりません。今問題になつております電産につきましても、かつておととしの十二月には、官公労の三倍も高いところで賃金ベースが設定された。